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台風五号

去年も書いたような気がするが、昔は台風と言えば、10号とか数が少なくともせいぜい7号さんというやつが居たかどうかという程度で、こんなに少ない数のやつがやってきてはその都度大型で非常に強い勢力で、日本列島を直撃するというのでは、それこそうかうかと九州あたりに安心して住んでいられないだろう。同じ災害でも、地震はいつか来るだろう、でかいのが来たらそれは恐ろしいだろうと思いはすれど、まあそれが明日なのか五年後なのかはわからない。でも、台風はこれから確実に毎年何本ずつかはやって来るのだから。
朝、羽田で発券していると、「関西空港へ着陸できない場合、伊丹空港かもしくは羽田空港へ引き返す、条件付き運行なります」とアナウンスしていた。
昨日の天気予報では、台風は夜のうちに日本海に抜けるということだったので、多分たいしたことないだろう、うまくすれば台風一過だと思っていたので、あらまあという印象だったが、今回自分は8:30発伊丹行き。なにしろこの(夏休みの)時期は特便割引が安くなく、便の大半はシャトル往復割引の方が割安という逆転現象が起こるので、関空経由のメリットがないのだ。
あぁよかったと胸をなで下ろしたどころか、うっふっふとちょっと思ったりしたのでバチが当たったのか、なんと揺れながらの伊丹空港着陸直前で急上昇。
着陸復航、一回での着陸失敗やりなおしは三年ほど前の山形空港横風による再上昇に次いで二度目の体験。
三年半約400フライトで二回目が多いのか少ないのかはよくわからないが、山形と違うのは、大阪の空はやたらと過密であるということ。視界も不良だし、なんだか小刻みに揺れる中、多少不安になる。
再着陸を試みるにしても、山形ならUターンをしてそれっ、と行けるが、伊丹は羽田よりマシとはいえ分刻みで次の飛行機そしてまた次の次と着陸態勢のやつが続々と続いているだろう。再度着陸ルートに乗るためにぐるっと回るにしても、神戸空港やら関西空港用の空域もあろうし、そりゃあ通過ルートだから飛行機の通る数は多いとはいえ飛んでる高度が全く違ってがらかがらんの山形とは話が違う。そもそも車と違って「止まって」待つということができない不器用なやつなのだ。
しかし、そう考えると羽田だったらもっと凄いんだろうなぁ。
9月からは発着枠を10便分、つまり往復で20増やしてさらに過密にすると言っているけど、大丈夫なのだろうか(そういや機材が新しくYクラスでも座席が快適なスターフライヤーも羽田関西を4往復で開設するらしいけど、あちらはまたしてもANA陣営)。
いやはや、台風恐るべしとがぐがくぶるぶる震えながら乗っていると、約三十分遅れでようやく着陸。
降りてみると、雨も思ったほどじゃないんだけどなぁ。ていうか、モノレールでこれを書いている現在は、止んでるしな。
台風五号_c0011696_19443079.jpg

by ohimachi | 2007-08-03 13:00 | 飛行機・鉄道

でも美しいものが美味しいとは限らないどころか棘々だったりね


by 飛行鬼747
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